トップページ > 2009年度環境報告書 > 環境への取組み【鉄道事業】
鉄道は、環境負荷の少ない交通機関として評価されていますが、泉北高速鉄道では、より環境にやさしい交通機関を目指して様々な取組みを進めています。
1990年以降に導入した5000系、7000系及び新型車両の7020系は、VVVF制御装置の導入と軽量化により、従来車両(3000系)に比べ走行電力を大幅に削減しています。
当社の保有車両122両のうち84両が、省エネ車両です。


電車用の電力使用量は、鉄道事業で使用する電力の78%に相当します。省エネ車両への置き換えや、車庫での待機電力の削減に取り組んできた結果、2008年度は2005年度と比較して電力使用量を7%(1,518,081kwh)削減することができました。

雨天時のブレーキなどで車輪がレール上を滑ることによって発生する車輪表面のフラット(傷)は、走行中の騒音振動の原因となります。そこで、線路にフラット検知装置を配置して走行する電車のフラットをリアルタイムで把握し、異常があれば、速やかに車輪表面を削正して騒音振動の防止に努めています。
軌道保守作業は、電車の走らない深夜の作業が中心となります。当社では、騒音の低減を図ったマルチプルタイタンパー(保線用機械)を導入したり、バラスト(レールの下の砕石)の交換時の騒音軽減のため、バラスト運搬車の放出口にゴムを取り付けるなど、深夜の騒音軽減に配慮しています。


これまで車体洗浄には酸性洗剤を使用していましたが、洗浄能力が高く、環境への負荷が小さい中性洗剤の開発を独自に行い、2009年4月より本格的に導入しました。
2009年度は、車体だけでなく、台車洗浄にも使用できる中性洗剤の開発に向けて試験を実施します。
PCBは従来、その特性から電気機器の絶縁油などに使用されていました。当社でも使用を終えたPCB含有トランス4台、整流器2台、相間リアクトル2台などを保管していますが、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」及び「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」では、2016年度までに処理することが義務づけられています。
当社では、2009年6月に相間リアクトル2台を処理しました。残りの機器についても順次、適正な処理に努めていきます。






建物の屋上を草木などの緑で覆う屋上緑化は、ヒートアイランド現象の緩和や建物自体の断熱に効果があります。当社では2005年に和泉中央駅の屋上で蒸散効果の高いサツマイモを用いた屋上緑化を試行し、屋上の温度の低減を確認しました。2006年からは、緑化面積を1,000平方メートルに拡大し、サツマイモだけでなく、セダムを植えて年間を通じて緑を確保し、温度低減を図っています。


○温度低減効果
品種 |
緑化面積 |
低減温度 |
セダム |
682m2 |
13℃ |
サツマイモ |
400m2 |
20℃ |
測定時の気温:28℃
○建物内の空調負荷の低減:3,274kwh
○温度低減効果
場所 |
塗装面積 |
低減温度 |
泉ケ丘駅 |
1,650m2 |
11℃ |
測定時の気温:31℃
○建物内の空調負荷の低減: 28,931kwh
※空調負荷の低減量は、夏季100日間で積算

